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僕は友達が少ないCONNECT

僕は友達が少ない CONNECT

著/平坂読 イラスト/ブリキ (MF文庫J

僕は友達が少ない CONNECT (MF文庫J)

(この二人誰だ!?…答えは記事中で書いてます…

ネタバレになるので読んでない人はわかった上でその部分を読んでくださいませ)

個人的評価(面白さ):☆7(8段階中)

ジャンル:ラブコメ・ハーレム

今巻『CONNECT』は本編(小鷹視点)では描けない話を小鷹以外の視点から描いたもの。

『ゆにばーす』みたいなアンソロジーとかと同じような扱いかと思っていたら、内容は全て平坂読さんによるもので、(一応)本編だった。8巻と9巻の間の話も少しあり、これから佳境を迎えるであろう本編をさらに読み解かせる/盛り上げる話となっていた。

あらすじにこういう文がある。

小鷹以外の人物達によって綴られる、一つの奇跡へと続いていく、煌めく奇跡達の軌跡――

読む前は『そんな大袈裟なこと言って(笑)』って小馬鹿にしてたし、『けどそう言うぐらいだから面白いんだろうなー』、ぐらいに考えてた。今は『あながち奇跡っていう表現も悪くない。むしろ良い!素晴らしい!!』という心境。僕個人としては、はがない既刊9巻(CONNECTまで含む)で一番面白い巻だったと思う。たぶん中学生が読んでも面白さが伝わらないような、そういう面白さ。人間の複雑さ、心の傷つきやすさ、苦しさを描いているところとか、僕はとても好きだ。

果たしてはがないに求めているものでこの感想/評価は大きく変わるような気もするけれども。

(でもラノベで素晴らしいと思わせるだけでも凄いと思いませんか?)

そして最近めちゃくちゃ勢いのある理科が語り部のエピソード、『クオリア/もう一つの動き出した時間』、『手を取れるように』、『コネクト/プロローグが終わり、羽瀬川小鷹が主人公になったとき』を読むことで『はがない』のさらなる発展を確信した。それほどに面白いエピソードで可能性を感じさせた。

もちろんこれ以外にも今までの話からは想像もつかないような濃い内容のエピソードが幾つもあった。『ああ、読んでよかった』と思える内容とはこういうことか、というような。

表紙については読む前から読んでる最中までずっとこれが誰なのか考えていた。

考えられるキャラは髪の色から考えて星奈と小鳩、星奈の家令のステラ、星奈の母親、小鷹と小鳩の母親、(または新キャラ)だろうと考えていたけど、他の巻では絶対に出来ない組み合わせ、ということが読んでわかった。言ってしまうと『(今回が初登場・初ヴィジュアル化の)小鷹と小鳩の母親、アイリとまだ子どもの時の小鳩』で、小鳩が生まれて間もなく小鷹と小鳩の母親は亡くなっているのでこういう共演(?)はシリーズとしても異質で他とは決定的に違う。これから、大きな存在感を示し続けるような気がした。今巻を読むまでは(見たことのないキャラ、しかも金髪だけで)『この表紙は何だ!』と軽く行き場のない憤りすら感じていたけれど、収録されているエピソードを読めば、しみじみとするしかない。怒りなぞ何処へやら。

よくもやってくれたな!(褒めてる)

あと口絵から挿絵までめちゃくちゃエロかったです。『あれこんなにやっちゃっていいの?(笑)』みたいな。

正直に言うとR-15表記とか探しそうになったよってレベル。ブリキさんよくやってくれました。(超褒めてる)

完全に個人的な意見(まだ分かった話じゃないけど――

今巻『CONNECT』を読んで強く感じた。

それは『僕は友達が少ない』という物語はナンバリングでいう⑧までが第一部、⑨からは第二部と言ってもいい気がするということだ。それほど話としての変化があるし、(明らかに)⑧までの流れと⑨からの流れでは違うものを感じさせるような気がする。

それは『CONNECT』の章タイトルからも伺えるし、内容からも伺える…―。

この『CONNECT』を読んで、改めて著者を見直すことになった。

残念な人物たち――としているが、内容は『素晴らしい!』と言いふらしたくなるような、、、。

とにかく平坂読さんは思ってる以上に頭の良い人なのだろうなと改めて思った。書き分けもかなり上手い。

もうどこかの一般的な出版社から本出しても良いのでは?と思うほど。

特に理科の語り部は本当に良かったと思います。『天才発明家・志熊理科』というよく分からなかったキャラがどうやって生きてきて、どうやって行動してて何を考えているのか――「サブキャラでは終われない」と意気込み最近メインヒロインばりの活躍をしている彼女にここでこのキャラ付け(?)は凄すぎるとしか言い様がない。

僕個人としては眼鏡なしの(黒髪)理科だったら、メインヒロイン的な位置でもいいと思います。(でも、やっぱり夜空なのかな)

CONNECTを読んで、失いかけていた『はがない愛』を取り戻した。

25日には『僕は友達が少ない⑨』も発売するし、一度①から読み直したい。(ただはがないに関しては布教活動が功を奏していて現在数巻自宅に無い(泣笑)

うおお…まさか布教しててこんな目に合うとは…嬉し涙が出そうだぜ…

あと、あとがきで書いてあったのですが、「ナンバリングはありませんが、これははがない9巻です」というようなことを書かれてました。これは僕自身も含めてナンバリングがなく、CONNECTを読まないでいる人が居るかもしれないので言っておきます。

もし読んでない方が居たら、

⑨読む前にCONNECTを"絶対"読んだほうがいい。

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平坂 読
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